
Maxon、Archicad への公式対応により建築家向けの Redshift を拡充 Redshift 2027.0 は Graphisoft Archicad に対応しました。強化されたレイトレーシングプレビュー、カスタムマテリアルの作成、ライティングコントロールにより、建築ビジュアライゼーションをデザインレビューから映画のようなプレゼンテーションまで高めることができます。
ドイツ・バート・ホンブルク – 2026年10月14日 – 2D・3Dデザイン、モーショングラフィックス、ビジュアルエフェクト、ビジュアライゼーションに携わるクリエイター向けに、パワフルで使いやすいソフトウェアソリューションを提供する Maxon は本日、建築・エンジニアリング・建設(AEC)分野向けの Redshift 2027.0 を発表しました。既存の Vectorworks および Autodesk Revit との連携に加え、新たに Graphisoft Archicad への公式対応により、建築ビジュアライゼーションのプラットフォームを拡充します。
今回の Redshift for Architects のリリースは、AEC 分野における Maxon のビジョンを単なるレンダリングの枠を超えて前進させるものです。建築家は、インタラクティブなデザインレビューからハイエンドなビジュアライゼーション、アニメーション、シミュレーションまで、一貫したワークフローを利用できます。使い慣れた BIM 環境内で直接デザインを視覚化して磨き上げ、さらに高度なクリエイティブコントロール、本格的なアニメーションやシミュレーション、映画品質のプレゼンテーションが必要になったときには、プロジェクトを Cinema 4D へ移行できます。その際、分断されたエクスポート作業を通じてプロジェクトを作り直す必要はありません。
Redshift 2027.0 では、ビジュアライゼーション環境内で建築家が直接行える作業がさらに広がりました。Redshift のレンダリング機能のアップデートにより、シェーダーコンパイルの高速化、屈折、透明シャドウ、レイトレーシングによる被写界深度に対応し、インタラクティブプレビューが向上しています。さらに新しいカスタムマテリアル作成機能と専用のライトマネージャーにより、建築家はデザインの見た目やプレゼンテーションをより直接的にコントロールできるようになります。
「建築ビジュアライゼーションには、建物がどのように見えるかを示す以上の役割がますます求められています。アイデアを伝え、ストーリーを語り、多くの場合はそれ自体が完成したマーケティング素材にもならなければなりません」と、Maxon レンダリング担当エグゼクティブバイスプレジデントの Nicolas Burtnyk は述べています。「Redshift for Architects は、すばやいビジュアルフィードバックから、映画や広告で使われるようなハイエンドのレンダリング、アニメーション、シミュレーションのワークフローまでを、クリエイティブな流れを途切れさせない環境の中で実現します。」
デザインの視覚化から本格的なプロダクションまで
Redshift for Architects は、BIM や CAD アプリケーションからクライアント向けのプレゼンテーション、マーケティング素材に至るまで、クリエイティブなワークフローを途切れなくつなぐよう設計されています。
建築家は Vectorworks、Revit、そして新たに対応した Archicad 内でインタラクティブに作業でき、プロジェクトでさらに高度な表現が必要になったときには、Cinema 4D に移行して高度なモデリング、アニメーション、シミュレーション、プロダクションレンダリングを行えます。無関係なビジュアライゼーションパイプラインへエクスポートしたり、モデルを別のチームに渡して作り直してもらったりする必要はなく、Maxon のより幅広いプロフェッショナル向け 3D 環境と直接つながったワークフローを維持できます。
その結果、プロジェクトの成長に合わせて拡張できるビジュアライゼーションパイプラインが実現します。初期段階のデザイン判断から、クライアントレビュー、プレゼンテーション用画像、アニメーションによるウォークスルー、ハイエンドなマーケティング素材まで対応できます。
より正確なリアルタイムプレビューで、インタラクティブなデザイン作業を強力に加速
2027.0 リリースでは Redshift のリアルタイムレンダリング機能が大きくアップグレードされ、建築家はデザイン作業中に、より速く信頼性の高いビジュアルフィードバックを得られるようになりました。新たにレイトレーシングによる屈折と被写界深度に対応したことで、ライブプレビューでのガラスや透明素材、カメラエフェクトの表現が向上しています。
レイトレーシングによる屈折への対応は、ガラスや透明素材がデザインや建物の施工において中心的な役割を果たす建築ビジュアライゼーションにとって、特に重要です。多くのリアルタイムレンダリング手法が屈折を近似で表現するのに対し、Redshift for Architects ではこうした光の相互作用を直接トレースできるようになりました。これにより、最終的なプロダクションレンダリングを待たずに、よりリアルな光の振る舞いをプレビューできます。
これらの機能強化により、Redshift for Architects はデザインレビューやプレゼンテーションのための強力なツールとなり、制作の過程で建築家が目にするものと、完成画像に期待するものとのギャップを縮めます。これらの機能は、建築ビジュアライゼーションの両面に役立ちます。ひとつはデザインが固まっていく段階での、すばやく信頼できるフィードバック。もうひとつは、画像そのものが最終成果物となる場面で求められるレンダリング品質です。
Redshift で直接カスタムマテリアルを作成
建築家は、ホストの BIM アプリケーションから変換したマテリアルや Redshift ライブラリーから読み込んだマテリアルだけに頼るのではなく、物理ベースレンダリング(PBR)のコントロールを使って、Redshift 内で直接カスタムマテリアルを一から作成できるようになりました。必要なマテリアルがモデルやライブラリーにない場合でも、デザイナーはより自由にコントロールできます。
プレゼンテーション用画像のために表面の質感を調整する場合も、特定の仕上げ材に合わせる場合も、Redshift を離れることなく、また既存のアセットを起点にすることなく、必要なマテリアルを作成できます。この新しいワークフローにより、Redshift はマテリアルの変換や選択にとどまらない機能を備え、同じビジュアライゼーション環境のまま、プロジェクトの最終的な見た目をより細かく作り込めるようになります。
専用のライトマネージャーで、ビジュアルストーリーテリングをより効果的に
ライトマネージャーにより、建築家はビジュアライゼーションのワークフロー内で、補助的な Redshift ライトを作成・管理するための専用コントロールを利用できるようになります。これらのライトはホストの CAD モデルやその施工データとは切り離されているため、建築の照明計画そのものを変更することなく、最終画像やプレゼンテーションの見た目を調整できます。
Redshift のビューポートでライトを視覚的に配置して向きを調整し、完全なレイトレーシングによるフィードバックを見ながら、強度や色温度などのプロパティを細かく調整できます。主要なデザイン要素を際立たせたい場合も、見る人の視線を誘導したい場合も、より完成度の高いプレゼンテーション画像を作りたい場合も、シーンに奥行きや雰囲気、メリハリを加えやすくなります。
その結果、設計上の照明とプレゼンテーション用の照明をより明確に分けられるようになります。CAD モデルでは実際の建築空間に計画された照明器具や照明効果をそのまま表現しつつ、Redshift では建築家が芸術的な自由を活かして、最終的なビジュアルストーリーをより魅力的に仕上げることができます。
Redshift for Archicad を正式リリース
Redshift 2027.0 のリリースに伴い、Redshift for Archicad の販売を開始します。Vectorworks や Revit のユーザーがすでに利用している Redshift と同じサポート体制のもとで、Archicad ユーザーも Redshift を使えるようになります。
Redshift for Archicad は Windows と macOS で利用でき、新しい Archicad 30 に対応しています。
詳しくは https://help.maxon.net/rva/en-us/Content/html/RS_Overview.html をご覧ください。
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