柔軟なワークフロー

ZBrushは、高解像度のモデルを簡単に編集できることで高い評価を得ています。しかし、ポリゴン数が膨大な複雑なメッシュのポージングは難しくなるのが一般的です。新機能プロキシポーズは、モデルのトポロジーを素早く変更するためのダイナミックな方法を提供します。プロキシポーズを実行すると、瞬時にポリゴン密度が下がり、ZBrushモデルを素早く効率的に編集して、高密度メッシュに変換できます。

プロキシポーズは、高解像度メッシュの操作におけるパラダイムシフトです。プロキシポーズをZBrushのトランスポーズマスターなどの既存機能と併用することで、機能が拡張されデザイン目標への達成の新たな道筋を提供します。トランスポーズマスターは、複数のパーツで構成されるメッシュのポージングを、「ボタンをクリックする」ようなスピードで、素早く効率的に行うことができる機能です。

プロキシポーズとZBrush レイヤーシステムを使用することで、デジタルスカルプティングのジェスチャーの可能性をさらに広げることができます。プロキシポーズとレイヤーを使用してスキャンデータやその他の高解像度モデルをインポートして操作することで、プロジェクトのデザイン言語を拡大し、ブレンドシェイプやキーフレームを作成するためのダイナミックな方法を提供します。ZBrushのタイムラインとムービー機能を使えば、デジタルスカルプチャーに生命を吹き込むアニメーションが生み出せます。

ZBrushのインサートマルチメッシュ・ブラシにより、3Dモデリングにおける1次アセットと2次アセットを構築する場面で、新たなアプローチが確立されました。

既存のZToolsのインサートマルチメッシュ（IMM）ブラシへの変換は、短い手順で実現できます。ドロップ3DとZBrushドキュメントスペースの強力な2.5Dの可能性により、IMMブラシの柔軟な実用性をさらに伸ばし、3Dモデリング、イラスト、グラフィックデザイン、コンセプト開発に沿ったハイブリッドワークフローを確立します。

複雑なサーフェイスをデザインして、デザインの限界に挑戦できるところが、ZBrush体験の特徴です。

ドロップ3D機能は、インサートマルチメッシュ・ブラシとアルファ機能を最大限に活用しながら、新しい2.5Dワークフローを促進します。

ZBrushのデジタルスカルプトやモデリングツールを使って3Dアセットを作成し、それをIMMブラシに変換して、ドロップ3Dとステンシルのパワーでサーフェイスデザインの操作に使用します。

ドロップ3D、インサートマルチメッシュ・ブラシ、アルファを使用することで、アーティスティックな可能性を追求できます。IMMブラシを使用してアルファ情報に変換し、ステンシル機能と組み合わせて使用することで、ZBrush内の2.5D体験が、スカルプトとイラストの間の境界を融合させます。

各ポリゴンをジオメトリのピースに置き換え、インタラクティブなインスタンスとして配置できます。プリセットのライブラリから選択し、表面をキャンバスやデニムのジーンズとして見せることや、アーマーのピースを選択し、反復される鎖帷子に置き換えることも可能です。

ナノメッシュシステムがオリジナルメッシュに応じてインスタンスのジオメトリを生成しているため、オリジナルメッシュを好きなタイミングで変更し、それらの変更内容をすべてのインスタンスに即座に反映できます。これらの編集はどのZBrushのスカルプトツールでも調整でき、ZModelerブラシも使用できます。これらの編集中、UVマッピングや、テクスチャマップを適用することも可能です。

ナノメッシュは複数のナノメッシュを組み合わせてレイヤー上に同一の表面上にのせることもでき、より様々なバリエーションや、自由な表現を可能とします。