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学校からレッドカーペットまで:Maxon、新しいエコシステムデザインでスピード、柔軟性、創造力を実現 Maxon Oneとして、Cinema 4D、ZBrush、Redshift、Red Giantのデザインを統合。VFX、3Dモデリング、モーショングラフィックスにわたる豊富な新機能を備え、大胆なエコシステム刷新を実現。

ドイツ・バートホンブルク – 2025年9月10日 Maxonは本日、最新のMaxon Oneリリースを発表しました。本リリースは、統合されたクリエイティブエコシステム全体にわたる新しいイノベーションを提供するとともに、モジュール性・一貫性・つながりを重視した新しいビジュアルアイデンティティを導入します。学生から業界のベテランまで、あらゆるスキルレベルのアーティストを支援するよう設計されており、ワークフローを効率化し、技術的な障壁を取り除き、VFX、モーショングラフィックス、3Dモデリング、スカルプティング、レンダリング、編集などにおいて最先端の創造性を提供します。

映画制作から放送用グラフィックス、ゲームデザインから建築ビジュアライゼーションまで、Maxon Oneの深く統合されたツールは、あらゆる分野のクリエーターに信頼されています。Cinema 4Dは、GPUで加速化され、アートディレクションが可能なシミュレーション機能を備え、Maxon StudioはRed Giantのエフェクトとカスタマイズ可能なテンプレートでビデオとブロードキャスト用のデザインを合理化し、埋め込みアセットと再使用可能なカプセルで強化されています。Redshiftはプロシージャルな雲、インタラクティブ変位の高速化、より洗練された写実表現により建築レンダリングをレベルアップし、ZBrushはiPad版でのスカルプトと3Dプリント対応を実現し、プロフェッショナルなパイプライン統合を可能にしました。本リリースは、アイデアをコンセプトから最終レンダリングまでシームレスに進める統合プラットフォームとして、Maxonの能力をさらに拡張します。

「Maxon Oneは、業界全体であらゆるスキルレベルのアーティストにとって創造力の基盤になっています」とMaxon CEOのDavid McGavranは述べています。「今回のリリースでは、すでにクリエーターたちに愛用されている機能をもとにしつつ、技術的な障害を排除して新たな創造性の境地を開くイノベーションを導入しています。学校でも、大規模な制作現場でも、Maxon Oneはアーティストが限界なく創造することを支援します。」

Maxonのエコシステムは、iPad上でのZBrushによるポータビリティと精度から、Redshiftレンダリングによる没入感ある映像表現まで、クリエイティブの自由を支える革新を基盤としています。Maxon OneはCinema 4D、ZBrush、Redshift、Red Giant、Maxon Studioを統合し、制作のあらゆる段階で調和して機能するプラットフォームを提供します。さらにAdobe Creative CloudやBlackmagic Designなど業界標準のツールとも互換性があり、構築・アニメーション・レンダリング・仕上げまでスムーズに進行できます。

アニメーターからモーショングラフィックスのデザイナーにいたるまで、Cinema 4Dを使用すると、統合されたシミュレーションを素早く作成して、作成とアートディレクションを容易にします。リジッドボディ、ソフトボディ、クロス、パイロ、パーティクルに加え、新たに液体シミュレーションも統合されました。ローカル環境で動作する新しいAI検索により、カプセルやアセット、テクスチャ、プリセットの検索が高速かつ正確に行えます。 

ゲーム開発者とバーチャルプロダクションチームは、最新のCineware for Unreal Engineでアセット、照明、素材のワークフローを合理化し、やり直しを減らして反復を加速化できます。Cinema 4Dのモディファイア、強化されたテクスチャタグコントロール、自動マテリアルインスタンス作成のサポートにより、インポートから最終的な出力にいたるまでシーンを正確かつ柔軟に維持できるため、チームはパイプラインの障害ではなく世界の構築に注力できます。 

スカルプターと3Dモデラ―にとっては、ZBrushにより、デスクトップとiPadで創造力の自由度がレベルアップしています。デスクトップで利用できるPythonスクリプトは、オートメーションを可能にし、パイプラインの統合を高度化する一方、3DプリントツールでiPadがデスクトップと同等になります。Surface Noiseにもアップグレードが施され、UIの刷新、ノイズごとのリセット、アルファ変形、そして完全なアンドゥ/リドゥ対応が実装され、アーティストはディテールに対してこれまで以上に高いコントロールが可能になりました。ZBrush for iPadのUI拡張により、最下部のバーの移動、モディファイアホイールの調整、カスタムインターフェイスの保存または共有が可能になり、セットアップをパーソナライズできます。アーティストは、フィギュアや小道具、プロトタイプのデザインのスカルプティング、カスタマイズ、エクスポートを素早く実行できます。今後はUV編集とハードサーフェイスモデリングがアップデートされ、多様性が向上します。  

VFXアーティスト向けに、Redshiftでは、より優れたリアリズムとスピードで写実的な環境やスタイライズされた環境で利用できる新しいツールが導入されます。「テクスチャ変位」により、最小限の再分割で迅速かつインタラクティブなプレビューが可能になります。「シーンユニット」はマテリアルを実世界のスケールに一致させ、新しい「プロシージャルの雲」と「太陽と空」システムは、どのようなシーンでも大気の深さを容易に加えることができます。アーティストは、映画、広告、没入型メディアのいずれでも、より正確で視覚的に豊かな世界を、より短い時間でレンダリングできます。 

エディターとカラリストの場合は、Maxon Studioが埋め込みアセットと再使用可能なカプセルに対応するようになったため、一度作成すれば、どこでも使用できます。つまり、さらなるカスタマイズ、より迅速なセットアップ、シンプルなスケーリング、一貫したブランドのビジュアルなどをすべて、クリエイティブな環境を離れることなく実行できるのです。 

「新しい映画『SKETCH』(現在北米で公開中)では、ZBrushでクリーチャーを作り、Cinema 4Dでアニメ化し、RedshiftでレンダリングしてRed Giantで仕上げました。ワークフローを無理につなぎ合わせる必要は全くありませんでした。制作中は常に予想外の課題が出てきますが、Maxonツールのおかげで“ポストで直せる”という安心感があり、11体以上のモンスターを短期間で仕上げられました。」と映画『SKETCH』監督のSeth Worley氏は語っています。(Sethと製作チームがこの映画のモンスターとエフェクトをどのようにして作り上げたのかチェックできます)。「確実に言えるのは、Maxon Oneがなければ、まだ映画を仕上Maxon Oneがなければ、まだ映画を完成できていなかったと思います。」 


Maxon Oneは、世界中でトップクラスのアーティストとスタジオの作業にパワーを与え、あらゆる媒体で視聴者を釘付けにするコンテンツを製作しています。大ヒット映画から評価の高いストリーミングシリーズ、AAAゲーム、世界的な広告キャンペーンにいたるまで、Maxonのツールは品質と効率、創造の自由をもたらします。最近のプロジェクトには次のようなものがあります。 

  • ゴジラ-1.0:山崎貴監督とモデラ―の田口工亮は、ZBrushを使用してゴジラを再構成し、Redshiftで高速かつ高精度でレンダリングを行いました。 

  • SHOGUN 将軍:2024年クリエイティブ・アーツ・エミー賞®でメインタイトルデザイン賞を受賞したデザインスタジオのElasticは、『SHOGUN 将軍』のタイトルシーケンスをCinema 4Dで作成しました。また、番組の既存のアセットに一致させるべく、兜のような小道具は細心の注意を払ってZBrushで作られました。 

  • ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク:英国を拠点とするフリーランスのクリーチャーデザイナー兼デジタルスカルプターのLuke Starkieは、ZBrushを使用してクリーチャーを作り上げました。PlayStationのフラグシップゲームで最も有名なボスの1人です。 

  • Tuft & Needle:ManvsMachineはCinema 4DとRedshiftを駆使して、小売業者タフト&ニードルのために、完璧な睡眠に必要な要素を目に見えるかたちで表現しました。 


あらゆる優れたアーティストの出発点は、好奇心と想像力のひらめきです。Maxonが、かつてないほど学生や趣味人、新進クリエーターがすみやかに創造力を発揮できるように尽力しているのは、このためです。無料のチュートリアルや世界的なコミュニティイベントから手ごろな価格の学生用ライセンス(ツールは大ヒット映画やAAAゲームで使われているものと同じ)にいたるまで、Maxonは学習、実験、成長に必要なものすべてをクリエーターに提供しています。生まれて初めて3Dシーンを作成しているのか、iPadでキャラクターをスカルプトしているのか、SNSのコンテンツ向けにモーショングラフィックスを試しているのかに関わらず、Maxonはアーティストがアイデアを素晴らしいものに変えられるようお手伝いします。


9月12~15日にRAIアムステルダムで開催されるIBC2025で、Maxon Oneの新しいリリースと刷新されたエコシステムを体験できます。ブース7.B45では、Cinema 4Dのプロシージャルアニメーションのライブデモや、Redshiftのリアルタイムのレンダリング、ZBrushのモバイルスカルプティング、Red GiantとMaxon Studioのデザインからデリバリーまでの効率化されたワークフローをチェックしてください。

ミーティングやMaxonエキスパートとのトレーニングを予約してMaxon Oneの詳しい説明を受けるか、エキスパートとの専門的なトレーニングで以下のツールの詳細を学べます。