BodyPaint 3D

MaxonのBodyPaint 3Dは、ハイエンドなテクスチャとユニークなスカルプトができる究極のツール。 UVのつなぎ目と不正確なテクスチャ、2D画像編集との頻繁な切り替えから卒業です。3Dオブジェクトに直接詳細なテクスチャをすばやくペイントできる快適なテクスチャ作成の世界へようこそ。

3Dモデルに対してBodyPaint 3Dでのペイントが完了したら、すぐにテクスチャがモデルにあっているのか、バンプや変位がライトや透過、反射、環境にどのように影響するかを確認できます。環境に合わせてテクスチャを変換する必要はありません。テクスチャがどう描画されるか確認できるので、すばらしい結果を得ることに集中できます。

いろいろな用途のブラシから簡単にリッチな仕上がりにできる特殊効果まで200以上のプリセットが用意されているブラシが用意されています。スタンプやフィンガーペイント、スポンジ、焼き込み、覆い焼き、グラデーション、マジックワンド、変形ツールなどもわかりやすいインターフェイスで用意されています。

どんなに頑張っても、100%完璧なUVを設定することはできません。3Dオブジェクトを2D平面に変換するため、どうしても引き伸ばされたり、歪んだり、ねじれたりします。そして、2Dでペイントするには、常にそれを考慮しなければなりません。そのため予期しない結果になることもあります。BodyPaint 3Dのプロダクションペイントを使えば、これらをすべて考慮してテクスチャに投影できるので、3Dオブジェクトに思ったとおりにペイントできます。

32-bitの色深度でペイントできるので、テクスチャのコントロールととてもなめらかなカラーグラデーションの作成ができます。BodyPaint 3Dは、HDRとEXRフォーマットの編集もできるので、これらの強力なフォーマットを3Dシーンで活用できます。

テクスチャの作成に2Dアプリケーションを使うには、3Dシーンで膨大な手動による設定と頻繁なアプリケーションの切り替えが必要です。BodyPaint 3Dが提供するプラグインを使えば、モデルとテクスチャ、UV情報をBodyPaint 3Dと主要な3Dアプリケーション(3ds Max、Maya、Softimage)でやりとりできます。

BodyPaint 3Dなら一つのストロークで複数のマテリアルにペイントできます。各ブラシは、一つのストロークで、カラー、バンプ、反射、透過など最大10チャンネルに同時にペイントできます。お使いの3Dソフトのいろいろなチャンネルに合わせる必要はありません。

BodyPaint 3Dは、一回のストロークで、複数のオブジェクトに対してペイントできます。プロジェクションペイントを使えば、複数のオブジェクトのつなぎ目も考慮してペイントできます。2Dではこうした結果は得られません。

3D上でのペイントは、UV生成の良し悪しによってより品質が左右されます。UV座標が正しく設定されていることが、3Dで高品質に3Dペイントすることに欠かせない要素です。というのも、ほとんどの3Dモデルは、その輪郭を3D空間で持っており、一般的な、球投影や平面マップでは、どこかしら歪みが発生してしまいます。そのため、オブジェクトごとにUVを正しく並べなければなりません。各モデルは、部屋を塗装する際に事前にマスキングするように、ペイントする前に正しいUV展開をする必要があります。

BodyPaint 3Dには、モデルに合わせた最高のUVマップを作成する豊富なツールが収録されています。3つあるアルゴリズムの一つである最適化(立方体)マップを使って、自動的にUV座標の重なりをなくせます。

リラックスUVツールはポリゴンに合わせてUVのサイズを調整し、UVテラスは既存のUVマップに簡単にジオメトリを追加できます。UVを固定と再マップ機能を使えば、UVマップのつなぎ目を消すの再マップが簡単にできます。BodyPaint 3Dの強力で直感的なマッピング機能は、モデルの形状に合わせて、標準的なマッピング合わせたUV座標を生成できます。

LSCMアンラップ方式は、複雑な形状でも指定したUVのつなぎ目に合わせてUV展開でき、扱いやすくなります。UVをローポリゲーム用のモデルに調整から、高解像度のマットペイントまでBodyPaint 3DのUVツールは、UVマップが完璧ないときに頼れるツールです。

あなたがお気に入りのスタンプやフィンガーペイント、スポンジ、焼き込み、覆い焼きといったペイントツールは、すべてBodyPaint 3Dに用意されています。標準のブラシツールも、筆圧や硬さ、サイズ、ビットマップ、つぶれ、角度、ジッターなどを組み合わせることで数百種類のペイントが可能です。各パラメータの効果は、筆圧、傾き、方向、タブレットのホイールなどでコントロールできます。BodyPaint 3Dにはあらかじめ普通のブラシから特殊効果まで200以上のプリセットが用意されています。

BodyPaint 3Dのすぐれているところは、Adobe Photoshop互換のブラシフォーマットである.abrをサポートしている点です。BodyPaint 3Dアーティストは、Photoshopコミュニティにある数千種類のブラシを使うことができます。多くのものがフリーで提供されており、さらにブラシプリセットして1400を超えるブラシも収録されています

レイヤシステムは、2Dグラフィックアプリケーションでの操作とほぼ同じで、さまざまな効果の組み合わせを試行錯誤できます。Maxon BodyPaint 3Dでは、独自のB3Dフォーマットに加え、レイヤーとマスク付きのPSDとTIFファイルが読み込みと書き出しができます。各レイヤごとに、不透明度と合成モードが設定可能。BodyPaint 3Dは、リアルタイムでレイヤの変更が確認できるので、位置やスケール、角度、歪み、変形が正しくできるまで調整できます。

レイヤごとにマスクを指定でき、アルファチャンネルもしくは合成モードをレイヤ単位で適用できます。.psdファイルを読み込んで、個々のレイヤやレイヤセットに簡単にアクセスも可能です。レイヤシェーダを使えば、簡単に画像にフィルタやプロシージャルのシェーダを適用できます。BodyPaint 3Dは、2D画像編集ソフトと比べても遜色なく、ハイエンドな合成やコラージュに理想的なツールです。

プロジェクションペイントは、複雑な形状のテクスチャペイントに対して、今までにない快適さを提供します。UVのつなぎ目の問題は、もはや過去のものとなりました。個別に分離しているレイヤは、プロジェクションを適用する前に、自由にオブジェクトや画像別に配置できます。

プロジェクション・ペイントは、3Dオブジェクトの前にガラスの板を置き、それにペイント後3Dオブジェクトに投影していると思ってください。この強力な機能は、BodyPaint 3Dのほとんどのペイントツールに対応しており、ペイントストロークは投影され最終的な結果として反映されます。プロジェクションペイントは、複数のオブジェクトに対しても、一回のストロークでペイントできるので、つなぎ目は発生しません。レイヤー間で、ペイントのコピーとペーストも行ってみましょう。プロジェクションペイントモードの間でも、レイヤー間でコピーペーストは行え、異なる画像を歪みなく、合成できます。