MAXON Cinema 4Dは、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのVFXとアニメーションに対して芸術面で影響 image

MAXON Cinema 4Dは、アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのVFXとアニメーションに対して芸術面で影響 Cantina CreativeとTerritory StudioによるフィクションのUIデザインは、ビジュアルのリアリティの強化と複雑化仁田王するため強力な3Dツールを導入。

プロ向けモデリング、ペイント、アニメーション、レンダリングなどトップクラスの3Dソフトウェアソリューションを開発企業であるMAXONは、優れた創造性とデザイン、ビジュアルエフェクトの2つのスタジオであるCantina Creative(ロサンゼルス)とTerritory Studio(ロンドン)が、必須の3DソフトウェアとしてCinema 4Dを導入したことを発表しました。重要なデジタルコンテンツ制作ツールとして、スーパーヒーローの映画の続編であるアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのストーリー上欠かせない重要ポイントであるさまざまなビジュアルエフェクトを制作に多数使われました。

エイジ・オブ・ウルトロンで、ロバート・ダウニー・Jrが再度主演を務めるトニー・スターク(アイアンマン)は、休眠中の平和維持プログラムを起動させようとして失敗します。それを助けるためアベンジャーズ(キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ)が再び結集、凶悪なウルトロンが選んだ抹消計画を阻止するために立ち上がります。(マーベルスタジオ提供)

Cantina CreativeのVFXチームのメンバーは、エイジ・オブ・ウルトロンのVFXスーパーバイザーと共に働きました。Alan Torres氏は、マーベルスタジオのVFXスーパーバイザーであるChristopher Townsend氏と一緒に95以上のビジュアルエフェクト・ショットを制作。その中には、新しいヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)も含まれています。Cantina Creativeでは、HUDとインターフェイスのグラフィックデザインにCinema 4Dを使用。これは大ヒットしたアイアンマン3、アイアンマン2、マーベルのアベンジャーズでも使用されました。同社は、アイアンマン3でフォトリアルのスタジオとして有名になり、ストーリー上重要な要素とモニターグラックスのデザインにおける3D HUDの開発と実行のレベルアップを依頼されました。

エイジ・オブ・ウルトロンにおけるHUDデザインの技術的進化を求められたCantinaは、新しいクリエイティブな技術とアプローチを紹介。ダウニー・Jrが着ているパワードスーツのマーク42、43、44、45の新しいHUDの4つ全てにおいて、空間の広がりと照明のビジュアルを高めることを求められました。「トニー・スタークは、彼のおもちゃを進化させてきました。ストーリーを語る上で重要な様々な挑戦とアセットにおけるコンセプトから開発、最終的なソリューションまで、Cinema 4Dは私たちの役に立ってくれました。トニー・スタークが、本当にインタラクティブに操作しているように見えるように、精巧かつ3Dフォトリアルで周りの環境が反映されるように制作しました」

「この大きさの映画のプロジェクトにおけるクリエイティブな作業は、非常に楽しく、私たちのツールは最大限の自由度を与えてくれるので、新しいデザインのコンセプトを生み出すのに集中でき、既存のマテリアルの限界を押し上げます。私たちは、エイジ・オブ・ウルトロンの難しいショットでのHUDのアセットの生成、アニメーション、レンダリングにおいて、効率的で直感的なCinema 4Dの多くの機能に頼りきりでした。スタークがチャーチキーをスキャンし、地球の区画を通り抜けるマーク45の重要なシーンで、ライブアクションとCGによる概略図を切り替える必要がありました。Cinema 4D内でカメラとトラッキングデータを使い、チャンクキーのモデル(ILMから提供)を読み込み、キーの概略図を制作した後は、直感的にアニメーションでき、レンダーパスを合成のためにAfter Effectsに持っていくことができました」(Cantina Creative クリエイティブディレクター Stephen Lawes氏談)

クリエイティブディレクターのDavid Sheldon-Hicks氏のディレクションの元、Territoryのチームは、Townsend氏とエイジ・オブ・ウルトロンのプロダクションデザイナーのCharles Wood氏、アート部門のそれぞれと密に作業を行いビジュアル言語を生み出し、映画のスーパーヒーローと彼らの技術に前例のないレベルのリアリズムと感情に深く訴えるものを作り上げました。Territoryは、全体で200以上のスクリーンと80分のユニークなアニメーション、11のセット、新しいビジュアルアイデンティティやインターフェイスのデザインを行いました。その中には、アベンジャーズタワーを含む、スタークのラボ、バーナーの研究室、クインジェット、バロン・フォン・ストラッカーの要塞、ドクター・チョウの高度医療研究所があります。Territoryのエイジ・オブ・ウルトロンのショーリールをぜひチェックしてください。

3Dホログラムやコンピュータ診断といった要素の確実に新しいレベルのものに見せるために、Territoryでは軍事やロボット工学、航空電子工学技術について詳細にリサーチを行いました。「私たちは、スクリーングラフィックスはコンテンツの目玉の一つで、ストーリーの特徴の要素になるというデザイン意図を元に3Dワークに対してアプローチしています」(Sheldon-Hicks氏談)

「エイジ・オブ・ウルトロンでの私たちの3Dビジュアルには、映画の上映中の一瞬の間にストーリーに関する詳細な情報を伝える必要があります。Cinema 4Dは、デザイナーのように考え、すばやくクリエイティブに作業でき、自分たち自身で新しい技術の発見が可能です。After Effectsのような他のツールとの密接なワークフローが行えるのも、タイトなスケジュールでの作業では重要です。一つの要素のレンダリング中に全体の合成を行ったり、連続しながらアニメーションを行うことができます」(Sheldon-Hicks氏談)

Territoryは、Thinking ParticlesやMoGraph、Sketch and ToonといったCinema 4Dの様々なツールを使い、レンダーパスをすばやく分けたり、メッシュの管理、クリエイティブな実験を行いました。「リバイアサンのスクリーン用に要塞セットを作成には、詳細なCGIモデルをメインベンダーから受け取とり、メッシュを操作可能なパーツにまとめて違うセットアップを試しました」(Territory Studioの3DリーダーのPeter Eszenyi氏が説明)

「Cinema 4Dは、メッシュをエミッタとしてを他のエミッタを配置位置を探る自由度を与えてくれました。他のパスのために、メッシュを衝突オブジェクトとして使ったり、タービュランスや風、サーフェイスモディファイアで少し異なるセットアップを全体に行いました。同時に、Sketch and Toonモジュールも使い、異なる輪郭やラインと影などの実験も試しました。実験後、影やアンビエントオクルージョン、テッセレーション、プロジェクションのパスをレンダリングしました。そうして異なるクリーンを生成しました」

Territory Studioが、アベンジャーズ/ エイジ・オブ・ウルトロンでどのようにCinema 4Dを使ったかをお尻になりたい場合は、こちらのMAXONのユーザー事例「マーベルのダークサイドの制作」をご覧ください。

「MAXONは、常に技術領域を広げるCantina Creative と Territory Studioが、世界で最も愛されている映画のフランチャイズの一つであるマーベルのアベンジャーズ/ エイジ・オブ・ウルトロンに対して大変な3Dコンテンツ制作対する挑戦を続けたことに敬意を表します。」

アベンジャーズ/ エイジ・オブ・ウルトロンは、イギリスでは2015年4月23日に、北アメリカでは5月1日、日本では7月4日より公開されています。

Marvelのクレジット
監督: Joss Whedon
プロダクションデザイナー: Charles Wood
セット装飾: Richard Roberts
アートディレクター: Alan Payne
VFX スーパーバイザー: Christopher Townsend
VFX プロデューサー: Ron Ames, Ryan Stafford

Cantina Creativeのクレジット
クリエイティブディレクター: Stephen Lawes
VFX スーパーバイザー: Alan Torres
エクゼクティブプロデューサー: Sean Cushing
プロデューサー: Lily Shapiro

Territory Studioのクレジット
クリエイティブディレクター: David Sheldon-Hicks
プロデューサー: Sam Hart
アートディレクター: Marti Romances
3Dリーダー: Peter Eszenyi
モーションデザイナー: Nik 'nikill' Hill, Daniel Højlund, Ryan Rafferty-Phelan, Yugen Blake, Ernesto Porto, Alasdair Willson

Playbackのクレジット:
Compuhire