Unrealとの連携


世界中のスタジオでは、放送用のモーショングラフィックスやゲーム、その他のダイナミックなリアルタイムコンテンツを生成するために、Unreal Engineを使用するケースが増えています。このC4DとUnrealの連携により、アーティストはCinema 4Dの業界最先端のMoGraphツールで作成した要素を簡単に組み込むことができ、またCinema 4Dによるオフラインレンダリングされた要素を、慣れ親しんだ信頼性の高いワークフローを使用してプロジェクトに組み込めます。


Cinema 4Dコンテンツのインポート
Cinema 4Dでは、3Dモデルやアニメーションを簡単に作成することができ、Unreal Engineでゲームやリアルタイムグラフィックス、その他のインタラクティブコンテンツを作成する際に使用できます。C4DファイルをUnrealに直接インポートすることが、これまで以上に簡単で確実に行えるようになりました。アップデートされた Datasmith インポートでは、コンピュータに既にインストールされている Cinema 4D を使用することで、キャッシュを生成することなく C4D のシーン全体を動的にインポートします。これにより、ファイルは小さく保たれ、Unrealとの新しいインタラクティブなワークフローが可能になります。また、Redshift マテリアル、カメラ、ライトをインポートして、パイプライン全体で一貫したルックを保持できます。さらに、サブサーフェイス スキャッタリングを持つ Redshift マテリアルが Unreal でサポートされるようになりました。

Unreal内でCinema 4Dコンテンツを更新
Cineware for Unrealを使うと、Unreal Engine内で直接、Cinema 4Dファイル内の特定の属性を調節できます。 ライト、カメラ、マテリアルの調整や、テキストやその他のシーン設定の編集は、パネル内またはBlueprintエディターを使って行うことができ、ワンクリックで変更内容を反映したCinema 4Dファイルを再インポートすることが可能です。
Cineware for Unreal プラグインは、こちらからダウンロードできます。
Cinewareを使って他のアプリケーションからファイルをインポート
C4Dファイルフォーマットは、Cinema 4Dだけではなく、Maxonの多くのパートナーがこの堅牢な3Dファイルフォーマットを採用しています。例えば、DatasmithによるCinema 4Dファイルのインポートは、Allplan、ArchiCAD、Vectorworksからファイル書き出しができるので、Unreal Engineを使用した建築ウォークスルーやビジュアライゼーションの素晴らしい出発点となります。
動作環境
高度なCinewareインポートオプションを利用するには、Cinema 4D S24 SP1とUnreal 4.27以降が必要です。
Datasmith C4D Import は、Unreal Engine の一部として提供されますが、各プロジェクトの Unreal Plugins リストで有効にする必要があります。