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Maxon One、6月のアップデートで液体シミュレーションなどを追加 Cinema 4Dには、アート演出可能な液体表現とAIによるアセット検索、Redshiftではアンビエントオクルージョン設定の簡略化、Maxon Studioは独自のテンプレート作成を支援する作成パネルが登場。

バートホンブルク ― 2025年6月13日 ― 2D・3Dデザイン、モーショングラフィックス、VFX、ゲームなど幅広い分野のクリエイター向けに、強力かつ使いやすいソフトウェアを提供するMaxonは、本日、Cinema 4D、Redshift、Maxon Studioを含む人気ツールに多数の新機能を追加した「Maxon One」の大規模アップデートを発表しました。

Cinema 4D 2025.3では、新たな高性能液体シミュレーションが統合シミュレーションシステムにシームレスに組み込まれリアルな表現が可能になります。UDIM対応でパイプラインを最適化できるため、アーティストは複数のUVタイルを設定し、テクスチャが最適化されたメッシュを活用して効果的に制作・作業できるようになります。新たなLaubwerk Plantsを活用すれば、クオリティの高い植物を幅広く利用できます。Maxonの高性能AI検索を使えば、必要なアセットがわずか数秒で見つかります。

Redshift for Cinema 4Dには、ヘアカーブを編集できるポイントアトリビュートが追加され、UDIMテクスチャのプレビューに対応、ビューポート上でのマテリアルの再現が改良されました。HoudiniとMaya版では、3Dアーティストの作業負担を軽減するため、USD Proceduralのワークフローが大幅に改良されました。さらにRedshiftのすべてのバージョンで、標準のボリュームシェーダーを使用した高濃度の雲と霧のレンダリングのクオリティが改良されました。また、Redshift 2025.5のリリースに伴い、シンプルに改良された新たなアンビエントオクルージョンのAOVも追加され、フルフレームのアンビエントオクルージョンの速やかなセットアップが可能になりました。

Maxon Studioの新しい「作成」パネルを使うと、放送局やブランドは独自のテンプレートを開発し、アーティストはスタイルガイドに沿ってカスタマイズされたモーショングラフィックを簡単に作成できるようになります。これらのテンプレートは、Red Giant搭載の数多くのクリエイティブオプションを編集者とコンポジターに提供し、何百ものテンプレートと組み合わせて利用できます。