Bergwelt Grindelwald

建築パース制作のプロがMAXONのCinema 4Dを駆使して、建設前のマンションの建築家と客を魅了。

高級マンションの分譲業者がその投資対象(実際には未建設であっても)を見込み客に示すことは、見込み客側も期待するようになりました。スイスのBergwelt Grindelwaldプロジェクトの例を挙げると、住宅の購入を検討中の人は、当初の計画が変わる場合でもその住宅がどんな感じになるのか確認できます。ここに掲載した画像は、仮想オブジェクトと実写画像との合成に長けたプロのチームによって作成されたものです。

Capaighi Marketing GmbHとHRS Real Estateが仕掛けたこのプロジェクトの画像制作を任されたのは、チューリッヒに本部を置くRaumgleiterのチームです。同社はこのための3Dソフトウェアとして、MAXONのCinema 4Dを採用しました。チームはまず参考資料や背景画像を集めるため、標高1100mのマンション建設予定地を訪れました。気温が氷点下25度に至る厳冬期であったため、無人飛行機で航空写真を撮影したのです。

その目的は、広告代理店による触れ込みのとおり、高級感がありモダンでスタイリッシュなアルプス、という現地ならではの雰囲気を捉えることでした。マンション自体の基本的要素は設計図として整っていましたが、部屋が空っぽだったり壁がむき出しだったりするのでは、客に好印象を与えられません。つまり、カバー、枕、カーペット、暖炉の薪、ドレープなど多くの調度品が設けられた、居心地の良さそうな佇まいを演出する必要があったのです。

この仕事ならではと言える難題の1つが、周辺環境の雪の処理でした。バーチャルな雪を3Dシーンに加えねばならないことが多かったのです。雪は構造が実に独特です。それゆえ、雪によって光が反射する様子、雪によって反射した光の色、雪の表面の特性などをすべて考慮すると、バーチャルな雪を作成すること自体、簡単ではありません。

室内建築のベテラン技術者に最終レンダリング結果を送った後、チームの誰もが固唾を呑んで返事を待ちました。完璧にレンダリングした画像ではあるものの、これを見た技術者からは新たなアイデアが出てくるだろうと予想していたためです。案の定、次々に変更を求められました。しかもそのすべてを満たさねばならなかったのです。

それでもチームは、約6週間でこの作品を見事に完成することができました。この過程で大きな役割を果たしたのが、Cinema 4Dとその機能(MoGraph、BodyPaint 3D)です。RaumgleiterのChristoph Altermatt氏は、Cinema 4Dについてこう語っています。「インターフェースのモジュラー構造、優れたワークフローと分かりやすい仕組み、そして優れた人間工学によるプログラムのおかげで、目の前の仕事に専念することができました 」。

 

Bergwelt GrindelwaldWebサイト:
www.bergwelt-grindelwald.com

RaumgleiterWebサイト:
www.raumgleiter.com

 

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