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The Omega Stone

ゲームのメイキング






アドベンチャーゲームの超大作「The Omega Stone」のリアルな3D環境の制作ツールとして、Universal Head社(オーストラリア、シドニー)のPeter Gifford社長は、CINEMA 4Dを使用しました。

ベストセラーとなったゲーム“Riddle of the Sphinx”の続編である“The Omega Stone”は美しいビジュアルを有し、それは全世界でヒットした“Myst & Riven”の美しい演出の伝統を引き継いでいます。チチェンイツァ、イースター島、ストーンヘンジ、魔の三角水域、スフィンクス、そしてアトランティス - プレイヤーは古代の世界各地を探検します。閉ざされた場所を発見したりパズルを解いて、古くから預言されている黙示録的世界の到来を回避していきます。

Omni Adventures社(アメリカ、ミズーリ州セントルイス)のJeff & Karen Toblerが、Peterの優れた作品を彼のWebサイトThe World of Tékumelで見たのは、2001年11月のことでした。そして“Riddle of the Sphinx”の続編となるゲームを制作するにあたり、彼に重要な役割を任せました。“Riddle of the Sphinx”はアドベンチャーゲームのジャンルでベストセラーになっていましたから、その続編はさらにスケールが大きくて優れたゲームでなければなりませんでした。新たな機材を購入して新規スタッフを雇った後の、最も重要な作業のひとつは使用する3Dソフトウェアを選定することでした。Lightwaveなどの各種パッケージをテストした結果、CINEMA 4Dの速い処理スピードと美しいレンダリング、そして安定性が決定打となりました。


メキシコへの旅

Peterが手がけた主な作業は、チチェンイツァを再現することでした(それに加えて、古代の広大な仮想エリアを数カ所、デザイン及び作成することでした)。そこでまず彼はメキシコへ向かい、作業の対象となるものを調査しました。各地で数千枚のデジタル写真や数時間に及ぶビデオを撮影しました。そして春分と秋分の日の年2回だけ、太陽光によってピラミッドの階段に浮かび上がる「羽毛の生えたヘビ」の形の影を見ることにも成功しました。


チチェンイツァを再現する

Peterはシドニーのスタジオに戻り、撮影した写真や調査結果を常に参照しながら巨大なスケールの遺跡を再現する作業に取りかかりました。そして同時に、彼はCINEMA 4Dの操作方法をイチから習得しなければなりませんでした。ところがワークフローを見れば一目瞭然、CINEMA 4Dは奥深い性能を持つわりには、明解で分かりやすいプログラムであることが明らかでした。彼はCINEMA 4Dのツールボックスを全般的に使用し、基礎の形状を作成する場合にはスプラインを多用しました。例えばピラミッドの頂点に達する365段の階段といった繰り返しのエレメントは、「複製」や「インスタンス」のツールを使いました。

そしてCINEMA 4Dのブールのツールを使って、建設物がまるで実際に朽ち果てたような演出をしました。特に生物の形状を作成については、オブジェクトをイチから作り上げた場合もありました(ポリゴンから作成して、オブジェクトをHyperNURBSの枠に入れ、メッシュを滑らかにしました)。巨大なモデルを能率的にグループにまとめて構成するために、作業全般を通してオブジェクトマネージャが活用されました。

テクスチャ作業については、撮影した写真に映っている実際のテクスチャを利用しました。それらをPhotoshopで加工してタイリング可能なテクスチャにしてから、モデルに配置しました。そしてBodyPaint 3Dモジュールを使い、リアルタイムで生物の形状にテクスチャをペイントしました。石のキメのテクスチャを壁に貼り付る場合には、複数のテクスチャを重ね合わせることによって、近くに寄ってもリアルに見えるようにしました。

Peterは多数のカメラをシーンに設置して、全ての角度からテストレンダリングを素早く行なうことができるようにしました。次に行ったのがライティングの設定でした。屋外のシーンにおいて日光と影を組み合わせる複雑な設定には、SkyShaderというプラグインを使いました。地下のシーンでは、当初はボリュームライトを使うことで、プレーヤーがランプを持っているような演出を予定していました。ですが最終的には、細かく計算して構成されたライティングを使用することにしました。

Peterがこのプロジェクトにおいて使用したのはApple Mac Dual 1GHz(RAM 1GB、OSX)でした。CINEMA 4Dはこのマシン環境で機敏に作動し、安定性も抜群でした。この作業を始めてから1年後に、チチェンイツァの遺跡が完成しました。これの広大な地下エリアには、浸水した洞窟や数kmの長さの回廊や部屋があり、そしてイースター島の広大なエリアを完成させました。


ゲームをまとめて完成させる

各シーンが完成した後、CINEMA 4Dの言語C.O.F.F.E.E.でプログラムされたプラグインを使って、シーンのヌルの位置から6つのビューをレンダリングしました。これらのビューはOmni Adventuresにアップロードされ、プログラマがそれらをゲームエンジンに取り込みました。完成したゲームでは、プレイヤーはどこからでもそのシーンを360度見渡すことができます。

Omni Adventures社の“The Omega Stone”(販売:DreamCatcher)は現在PC版が発売中ですが、まもなくMacOSX版も発売されます。

さらに詳しい情報は www.theomegastone.comをご覧ください。

オーストラリアのシドニーにあるUniversal Headは、小さなクリエイティブデザイン事務所です。伝統的な熟練したデザイン技術と、最新のグラフィックス技術を融合させて制作に取り組んでいます。ビジュアルコミュニケーションに関して深い知識を備える事務所です。1994年以降、Universal Headは印刷、モーション、Web、3Dデザインを手がけており、Telstra、オーストラリア政府観光局、Australia Post、オーストラリアの主要TVネットワーク、国際的なゲーム販売会社のUbisoftやDreamCatcherなど、多様なクライアントに向けて制作を行っています。

さらに詳しい情報は www.universalhead.com をご覧ください。


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