MAXONのCINEMA 4D / BodyPaint 3Dを駆使して見事な視覚効果/アニメーションを盛り込んだ3作品(Boardwalk Empire、アリス・イン・ワンダーランド、アイアンマン2)が選ばれる
Newbury Park(米国カリフォルニア州)、2011年2月24日 - プロフェッショナル向けの3Dモデリング、ペインティング、アニメーション、およびレンダリング用のソリューションの開発企業として世界をリードするMAXON Computerは、当社のソフトウェアソリューションCINEMA 4D / BodyPaint 3Dを使用し、第9回VES( Visual Effects Society:視覚効果協会)賞を「Outstanding Supporting Visual Effects in a Broadcast Program」(視覚効果が補助的に使われているテレビ番組)部門で受賞したCrazy Horse Effects社のBoardwalk Empire(米国HBO社のドラマシリーズ)制作チーム、ならびに第83回アカデミー賞(Academy Awards®)の視覚効果部門にノミネートされたアリス・イン・ワンダーランド およびアイアンマン2 の制作に携わったお客様に対し、本日ここにお祝いを申し上げます。[編集者による注記:アカデミー賞受賞候補作品の一覧は、 こちらをご覧ください。また、VES賞受賞作品の一覧は、こちらをご覧ください。]
2010年を通じて、MAXONのCINEMA 4D / BodyPaint 3Dは、デジタル映画やテレビ番組の制作に不可欠な存在でした。厳密な時代考証に基づき見事に仕上げた、海辺の賑やかな遊歩道の外観をなすセット(Boardwalk Empire)、ファンタジーあふれる地下風景(アリス・イン・ワンダーランド )、ハイテク器具(アイアンマン2 )など、同年中に最も賞賛されひらめきに富んだ数多くのキャラクター、背景、環境を制作したアーティストを、当社3Dソリューションが支え続けてきたのです。
「今年VES賞を受賞されたお客様、およびアカデミー賞に作品がノミネートされたお客様が、独創的な視覚効果によるストーリーテリングのプロセスにおいて、当社のソフトウェアソリューションを継続的にご利用くださっていることを光栄に思います。3Dに関して当社のお客様が設け続けている芸術性は比類なきレベルであり、そのような娯楽作品の制作で評価されたお客様のご活躍に敬意を表します。」(MAXON USA社長 Paul Babb 談)
今回のアカデミー賞は、現地時間の2月27日(日)に発表されました。
Boardwalk Empire - Crazy Horse Effects社 - VES賞を「Outstanding Supporting Visual Effects in a Broadcast Program」(視覚効果が補助的に使われているテレビ番組)部門で受賞
今年のVES賞を「Outstanding Supporting Visual Effects in a Broadcast Program」(テレビ番組で補助的に使われている視覚効果)部門で受賞したのは、Crazy Horse Effects社のPaul Graff氏(社主兼視覚効果責任者)、およびRobert Stromberg、Dave Taritero、Richard Friedlanderの各氏です。Graff氏は、禁酒法時代のアトランティックシティを舞台としたBoardwalk Empire(HBO社のドラマシリーズ)について、パイロットエピソードの視覚効果の社内制作を指揮しました。同社のチームは、Bob Shaw氏(プロダクションデザイナー)によるビジョンの解釈にあたり、Robert Stromberg氏(VFX責任者)やSteven Messing氏(マットペインター)などと緊密に連携する中で、歴史に関する資料・写真だけでなく、CINEMA 4Dも活用しました。これにより、1920年代の見事な遊歩道を初めて見る人に知らしめるうえで、このドラマ用に造られた実際の遊歩道セットについて映画並みに趣向を凝らした3D環境(建物の外観、ドック、桟橋、砂浜、海水など)が実現したのです。
「Boardwalk Empire 用に造られた屋外の遊歩道セットには、厳密な時代考証に基づいて板敷の遊歩道や海辺の賑やかなリゾート都市を描写するうえで多くのエレメントが必要でした。そのような中でCINEMA 4Dは、各ショットの一般的レイアウトを迅速に整えたり、あの時代をより細かく描写するためにリアル感や脚色を盛り込むためのマットペイントを描いたりする際に、柔軟性をチームにもたらしてくれました。アセットには、テクスチャリングやライティングを行った後、 CINEMA 4Dの新たなグローバルイルミネーションエンジンを用いてパースペクティブでレンダリングを行い、さらにAdobe Photoshopでペイントを加えました。またこの間、CINEMA 4DのProjection Manモジュールによって、多くの最終レンダリングしたものを、投影レイヤとして効率良く移動・操作することができました」(Graff氏談)
Boardwalk Empire – Imaginary Forces社
Boardwalk Empire は2010年9月にHBOで放映が開始され、VES賞のみならず、全米脚本家組合賞(Writers Guild of America Awards)、SAG賞(SAG Awards)およびゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards)も受賞しました。クリエイティブスタジオやデジタルエージェンシーの代表格であるImaginary Forces社では、Boardwalk Empire のメインタイトルのデザイン制作にMAXONの技術が活用されました。
「CINEMA 4Dは、当社にとってエース格の3Dパッケージです。Boardwalk Empire では、1920年代の禁酒法時代や、このシリーズの舞台であるアトランティックシティの遊歩道を思い起こさせるタイトルシーケンスを制作したり、視聴者にメインキャラクターを紹介したりするうえで重要なソフトウェアツールでした。当初は単に実写合成映像とするつもりだったショットに挿入するためのエレメントを、Autodesk MayaとAdobe After Effectsを併用しつつモデル化・レンダリングしました。CINEMA 4Dは主に合成や2Dアニメーションに用いています。しかし3Dに用いる場合でも、専門のアーティストを補充しなくても、驚くほど自由かつ正確に必要なものを作成できますね。」(Imaginary Forces社VFX責任者兼コンポジター・Jeremy Cox氏談)
アリス・イン・ワンダーランド(Sony Pictures Imageworks社) - アカデミー賞視覚効果部門ノミネート作品
過去何度もアカデミー賞を受賞した視覚効果・アニメーションスタジオ、Sony Pictures Imageworks社(SPI)は、3Dファンタジーアドベンチャー作品、アリス・イン・ワンダーランド に登場する目まぐるしく移り変わる映像で、今回もまたアカデミー賞視覚効果部門にノミネートされました。
アンダーランド(アリス・イン・ワンダーランド の物語の舞台)における鮮やかで多彩な環境の大半は、視覚効果アーティストであるSteven Messing、Dylan Cole、Robert Strombergの各氏が制作しました。彼らはこの映画のために、CINEMA 4Dのグローバルイルミネーションエンジンや直感的に操作できるMoGraphモジュールを存分に活用し、白の女王と赤の女王の精巧な各城、タルジーの森やキノコの森のセットエクステンションなどについて、約300のコンセプトアート(初期スケッチなど)や90を超える3Dマットショットを生み出したのです。
「CINEMA 4Dは今でも、マットペインティング用として我々が真っ先に選ぶソフトウェアです。アリス・イン・ワンダーランド のプロダクションパイプラインにCINEMA 4Dを取り入れるのは造作ないことでした。その比類なき投影マッピングツールセットにより、SPIにおける我々のチームは、非常に密集したジオメトリ上に複数の高解像度テクスチャをリアルタイムで投影できました。また、MoGraphの変位モディファイアと64ビット対応により、数日のうちに3Dショット一式を量産できました。これほどの短期間で素晴らしい結果を出せるのはCINEMA 4Dのおかげで、他のパッケージではあり得ないでしょうね」(Messing氏談)。なお、Messing氏はアバター や2012 でもCINEMA 4Dを用い、現在もプロメテウス のプリプロダクションで活用しています。
アイアンマン2(Perception社、Pixel Liberation Front社) - アカデミー賞視覚効果部門ノミネート作品
Perception 社(米国ニューヨーク市)およびPixel Liberation Front社(PLF)(米国カリフォルニア州ヴェニス)の視覚効果アーティストは、アイアンマン2 のワークフローでCINEMA 4Dを活用した多くの制作チームで活躍しました。
Perception社
アイアンマン2 に対するPerception社のかかわりは、その主要部分の撮影中に始まりました。当時、同社に対しMarvel Studios社が、この映画の中で大富豪のトニー・スタークことアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)がプレゼンテーションを行っている時に、背景にある80フィート(約24m)のスクリーン上に映し出される、完全アニメーションのビデオシーケンスを制作するよう依頼したのです。その後もMarvel Studios社は、アイアンマン2 における多彩なグラフィックシーケンスのビジュアルスタイルフレームの制作スタッフとして、Perception社を指名しました。これは最終的に、4ヶ月間で125ショットを超える成果(ヴィンテージロゴアニメーション、模擬放送パッケージ、未来的デザイン、寝室の鏡やTVに表示されるモニターディスプレイのグラフィックスなど)となりました。Perception社は、この映画の随所でスタークが用いる数多くの超ハイテク器具(美しく透明な携帯電話や、タッチスクリーン式のコンピュータやモニターとしても使えるガラス製コーヒーテーブルなど)の制作でも高い評価を得ました。同社の能力は、実世界におけるスポーツ放送パッケージの制作(CINEMA 4Dを使用)で有名ですが、この映画に登場する、モナコグランプリで重要な役割を果たすアクションシーケンスのオンスクリーングラフィックスパッケージも同社の手によるものです。
「当社におけるワークフローの大半は、Adobe After Effectsと完全に一体化したCINEMA 4Dの驚くほど豊富な制作ツールに依存しています。アイアンマン2 では、監督であるジョン・ファブロー氏の、未来的でありながらリアル感を漂わせようというビジョンに沿って、細密な3Dアニメーションやハイテク器具を実験・制作するうえで、CINEMA 4Dは自由度が極めて高かったです。おかげで、映画の制作プロセスにおいて柔軟性を保ちつつ、映画のVFXパイプラインに沿ってすべてを準備できました。」(Perception社制作副部長・John LePore氏談)
Perception社 - アイアンマン2 のリール
Pixel Liberation Front社
アイアンマン2 の制作当時、Pixel Liberation Front社(PLF)で制作部長を務めていたStephen Lawes氏(現在はCantina Creative社社長兼VFX責任者)にとって、アイアンマンや他のキャラクターのマスクの内側から見た風景を、見る者を釘付けにするように仕上げることが大きな課題でした。同氏の指揮のもと、PLFのチームはCINEMA 4DのシェーダやSketch and Toonモジュールを駆使して、約100のヘッドアップディスプレイ(HUD)や30のモニターディスプレイを制作しました。
「我々の狙いは、未来的でありながらリアル感を漂わせるHUDやモニターのデザインを考案するために、できる限りデザイン的、独創的、かつテクニカルな視覚効果とすることでした。ディスプレイと役者の顔とが同時に見えるよう、Adobe After Effectsで作成した複雑なアニメーションを役者の顔に重ね合わせることにより、ショットのクオリティが際立ち、かつ柔軟にディテールを表すことができたのは、CINEMA 4Dのおかげです。これら2つのプログラムの緊密な連携によって、極めて効率の良い作業環境を実現するために作成した3Dデータを簡単にやり取りできました。」(Lawes氏談)
ここに記載されている各商標は、各所有者の財産です。
ドイツに本社を置くMAXON Computerは、プロフェッショナル3Dモデリング、ペインティング、アニメーション、レンダリングソリューションの開発会社です。CINEMA 4DとBodyPaint 3Dは、世界中からさまざまな賞を受賞しており、映画や放送業界、サイエンス、建築、ゲーム、工業などの分野で使用されています。MAXONは、ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、日本にオフィスを持っています。MAXON製品は、直接ウェブサイトと各国の代理店から提供されています。教育機関向けには、特別価格をご用意しています。
クデザイナー、視覚効果アーティスト、建築家などに多大なる影響を与えつづけてきました。MAXONに関するより詳しい情報は、www.maxon.netをご覧ください。